「グラスホッパー」伊坂幸太郎を読んだ

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私の初めて読んだ伊坂幸太郎の作品は、「君は火星に住むつもりかい?」でした。

1年半〜2年くらい前だと思います。そこから、作風を好み、時たま読んできて、全部で10冊いかないくらいだと思います。

最近は、エッセイ集「3652」を時間が空いた時に読んでおります。

今回、読んだのは「グラスホッパー」です。私は以前、「AX」を読んでおり、その殺し屋シリーズの一つだと知っていたのでワクワクしました。

個人的ポイント

殺人の描写がリアル

刃先が、男の首の皮膚に刺さった。肉に食い込み、頸動脈をきり、骨を割るのが、感触として伝わってくる。

読んでいてゾッとしました。

視点が変わる

これは、伊坂作品の特徴だと思いますが、章ごとに語り手の視点が変わります。今回だと、鈴木、蝉、鯨の三視点で描かれています。

時間の巻き戻し

これは前述の視点が変わるということに付随するものなのですが、鈴木視点で語られた情景を、次の章では他の視点から描写するといったものです。

メタファー

パスタ → 渦巻 → 幻覚

吊り下がるシャンデリア → 首吊り

運命論

それぞれ三視点で、運命論的な考え方が用いられていたと思います。元々、運命は決まっているかもしれないが、その上でどうするのか?

タイトル

タイトルはグラスホッパー、つまりバッタですね。

バッタについては、作中でも触れられおります。

槿が都市に住む人間は群衆層のバッタのようなもので、生き残るために凶暴化してしまうと言っていました。

実際、鈴木もただの数学教師でしたが、寺原に復讐するために、見ず知らずの人に薬物と知っていながら粉末を売り付けています。

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